この記事では、欧州特許を例にとり、オートドケットシステムと、出願時のタスクの生成方法について理解を深めていただくことを目的としています。
Orbit Assetのシステムでは、さまざまな方法でタスクを作成することができます。
- アセットを追加する場合:Orbit Assetに特許を追加すると、システムは「Filing event(出願イベント)」という特定のイベントを、以下の自動生成タスクとともに生成します(EP優先権出願の場合)
● 発明者表示書(DOI:Designation of Inventor)提出 追加請求項料金の支払の確認
● 公開通知のチェック確認 - 18か月
● 出願書類の翻訳文の提出
● Filing Receipt 出願受領書のチェック確認
● 出願料と調査料の支払い確認
- アセットのステータスを「登録」に変更する場合:登録情報(登録日と登録番号)を追加すると、新しいタスクが自動的に作成されます。
● 可能な場合は、Unitary Effect(単一効特許)を申請する
● EP移行国(有効にする=バリデーションする国)への手続を完了する
- イベントをマニュアル追加の場合: マニュアルでイベントを追加した後、システムが自動的にタスクを作成するか、ユーザーで独自のタスクを作成することができます(例えば、情報や受領書類を追加したいときなど)。
自動的にタスクが作成されるイベントの例:
● EPC 第94 条(3)の規定に基づく通知(拒絶通報)の受領 - 4ヶ月の応答期間
● EPC 第94条(3)の規定に基づく通知 (拒絶通報)の受領 - 2ヶ月の応答期間
● EPC規則161(1)及び162に基づく通知(サーチレポート)の受領
情報やフォローアップのために追加するイベントの例:
● 出願公開日
● Notice of Allowance(登録査定)受領
● Notice of intention to Grant (特許付与通知)受領
この記事には、添付ファイルがあります。欧州特許に関するすべてのイベントとその関連タスクが記載されています。